狩猟方法と知られていない現状
2025/03/12
【狩猟方法と知られていない現状】
エゾシカはハンター(狩猟者)によって
狩猟されるということは
皆さんもご存知のことと思いますが
鹿などの狩猟をする上で
必ず必要なのが「狩猟免許」になります。
その狩猟免許は
猟法の種類によって4種類に区分されます。
①網猟免許
むそう網、はり網、つき網、なげ網
②わな猟免許
くくり罠、はこ罠、箱落とし、囲い罠
③第一類銃猟免許
装薬銃(ライフル銃、散弾銃、圧縮ガス銃および空気銃)
④第二類銃猟免許
圧縮ガス銃および空気銃
また、上記の猟法に適さない
「自由猟」は狩猟免許の対象にはなりません。
具体例として素手での捕獲、鷹猟、スリングショット(パチンコ)などが該当します。
このような狩猟資格があり
エゾシカを狩猟する方法は
保有している資格の種類によって変わります。
【捕獲した鹿の処理について】
捕獲した鹿を、一部であっても
その場に放置することは鳥獣法違反になります。
場合によっては
廃棄物処理法違反に問われることもあります。
そのため、捕獲個体は持ち帰りが原則。
持ち帰ることが困難な場合は
その場に埋めることが認められています。
法律上は「環境に配慮した方法で埋めること」
となっており
熊などが簡単に掘り返せないよう
深く穴を掘らなければなりません。
熊は、臭いがすれば重機で掘ったような
深い穴を掘ることもあるからなのです。
ですが、実際には
近年ハンターの減少と高齢化によって
それは難しい状況になっています。
狩猟した鹿を処理する場合
各処理場の決まりに沿って持ち込む必要があり
焼却するためにもコストがかかります。
また一部では
狩猟はスポーツ(趣味)として捉える人もおり
市町村によっては駆除金が出るのです。
一頭につき、だいたい6000円~8,000円。
現物(尾、右耳、左耳など、一つしかないもの)を
役所に持参し
お金の支払いを受ける仕組みになっています。
そのため、狩猟した鹿の一部だけを取り
他の大部分は埋められることもなく
その場に放置されることも少なくありません。
それを熊が食べ
また食べ物を探して歩きまわり
人里に降りてくることで熊害(ゆうがい)に
繋がっているといわれています。
人間の都合で殺され、ただ廃棄されるだけ…
そのような現実問題が
この日本で起きていることなのです。
次回につづく。
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